NGO/NPOの方々へ

ファンドレイジングはコミュニケーション

あなた(団体)の中心軸を端的に伝える事から始まる

ファンドレイジングはコミュニケーションです。
ファンドレイジングを成⽴させるためには、あなたが(団体が)どういう活動をしているのか、まず理解してもらうことから始まります。
さらに、あなたの団体が⽀援活動をする事で、⽀援者や社会に、何がもたらされるのか。
ファンドレイジング(⽀援活動)をした⼈にどんなメリットがあるのか。
これらを知らせていかなければ、⽀援の輪が広がりません。
これらは全てコミュニケーションです。
あなたの団体をまず「知ってもらう」ためには他の団体と区別し、その存在を際⽴たせる、団体を表す「ことば」が必要です。その「ことば」で、あなたの団体を「知ってもらう」最初の⼀歩をつくらなくてはなりません。
その「ことば」を⼿に⼊れるためには、あなた(団体)の活動の核となっているものを明確にする事が必要です。それを⾒極める事によって、団体が何者であるか、社会に、団体内に⼀貫した捉え⽅による「ことば」で伝えられるようになり、理解・コミュニケーションの⼀歩がはじまります。
そのためにはどうすればよいのでしょうか。

コミュニケーションの一歩は団体を一言でいい現し、
分かりやすい言葉で一貫して伝えること
これはブランディングの基本の考え方です

あなたの団体の揺るぎない「活動の核」を強く意識し、それが何であるかを「ことば」で表明します。
まず、あなたの団体は何をするために活動を始めたのでしょうか。それがあなたの団体の「活動の核」に近いものではないでしょうか。「活動の核」を中⼼に、どういう⾵に「社会課題」の解決に取り組んでいますか。
どういう形や⽅法を取ってその「成果」を上げようとしているのでしょうか。それらを「社会発信」する活動が、ファンドレイジングにつながるコミュニケーション活動の第一歩です。
その「活動の核」を表す「ことば」が、団体の「スローガン」といわれるものです。⼈々があなたの団体を知る認知の⼀歩は「団体名」とそれとセットになった「団体スローガン」から始まります。
「団体スローガン」を使って、⼈々の認知・イメージを⼀貫したものにし、団体の発信するあらゆるツールで団体の「活動の核」を統⼀して伝えていくことは、ブランディング活動の第一歩です。団体スローガンを⾒つけるために、まず、⾃分の団体を再認識していきましょう。
その⽅法をご紹介します。

「活動の核」を表す団体スローガン設定の方法です
あなたの団体を一言でいい現し、支援につなげます
ここでは今までジャングル・コアが実施した研修やセミナーで伝えてきた
方法を簡単にご紹介します

I. 団体の基盤を確認する
・「ミッション」「ビジョン」を確認する
・今まで団体を表してきた⾔葉集を集め、検討する
・団体の歴史を確認する
・団体の未来像を確認する
II. 団体の強み弱みを分析する
III. 団体が⽀援者・受益者・社会に何をもたらしているのか整理する
IV. 団体を取り巻くステークホルダーを把握する
V. ⽂章で団体のステイトメント(⽴脚点や特徴、⼈々への影響など)を書いてみる
ステイトメントを「団体コンセプト」として短い⾔葉に集約してみる
VI. 魅⼒的な団体スローガンを考える(時には、プロのコピーライターのアドバイスも有⽤です)
VII. 団体スローガンを設定、どこに掲出していくか、シンボルマークは必要か検討
VIII. 団体スローガンを中⼼に据えた、団体案内の制作、WEBの制作、
ファンドレイジングキャンペーン、イベント、
企業の⽀援・連携など団体の実情にあった企画を設計

Ⅰ. 〜Ⅷ.は研修の流れです。このように団体内ワークショップやグループミーティング、ジャングル・コア とのインタビューで団体の「活動の核」を確定し、様々な団体の活動や組織強化、 ファンドレイジングにつなげていきます。
ジャングル・コアと考えていけば、団体の個性にもフィットする、着⼼地の良い スローガンが⾒つかります。 この作業や話し合いの過程で、団体の持つ課題や問題点も⾒えてきます。 課題を解決し、スローガンを根底に置き、組織を強化し、団体にあった将来の計画を ⼀緒に練っていきましょう。
団体が取り組む社会課題の解決とその支援につなげるための、あなたの団体にあったコミュニケーション の⽅法やステップも考えていきます。